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2025年度活動方針

2025年度活動スローガン

 私たち一人ひとりの未来を創造するのは、何でしょうか、誰でしょうか。社会環境が日々変化を繰り返す中、イトーヨーカ堂は新たな会社に生まれ変わろうとしています。私たちにとって重要な「働きがいのある仕事」と「安心感のある生活」を実現するためには、今イトーヨーカ堂で働く仲間と共に、組合活動へ“参加”することで様々な可能性を創造していくことができます。未来を創造するのは私たち自身の想いと行動です。
 何故“参加(SANKA)”なのか。労働組合は働く職場の声を、働く者の立場から経営に反映し、より良い労働条件や生きがい・働きがいをめざしています。そのためには一部の人たちの声だけではなく、職場で働く多くの組合員の声すなわち“参加する数”が大きいことで会社からの信頼や信用を得ることができ、私たちが願う想いに繋がっていきます。だからこそ組合員みんなで“参加(SANKA)”に拘り、多くの組合員の想いを紡ぎ、私たちがめざす目標を達成していくことで、魅力ある労働条件・働きやすい職場環境を実現していくことができます。組合活動には意味の無いものは何一つありません。
 活動一つひとつの全てに意味があります。組合活動の目的「何のため、誰のため」をみんなで考え、組合員の“参加”で私たちがこれから創造する幸せな未来を紡いでいきましょう。

支部活動の原点は組合員の声
 2025年度は、最も身近な労働組合である「支部」の中で、「組合員の声」があがる組織風土を目標に活動を推進していきます。労働組合としての機能を発揮するためには、組合活動の原点である組合員の「声を聴く活動」と「声を伝える活動」を丁寧に推進し、現場で起きている問題・課題に対して真摯に対応していくことが大切です。そのためには、声があがりやすい環境づくり、活動への参加に繋がる環境づくりを行い、組合員同士の交流機会や職場環境の整備が必要となります。 
エリア活動における
コミュニケーションの追求
 2025年度は、「一支部一組合の確立」に向けて、支部を越えたコミュニケーション単位を“エリア(地域)体制”とします。隣接する支部同士のコミュニケーション機会を創出することで参加しやすい活動として盛り上げ、組合員の支部活動への参加・参画をエリア活動が下支えします。エリア単位で連動・連携することは、地域ごとに異なる社会環境の変化に適宜対応できる他、私たちが商売をする地域社会と共に活動を推進することもできます。また、各地域では店舗規模別による様々な会社施策も進められており、支部同士の情報共有が組合員同士の視野を拡げ、多角的な組合員の声から会社課題の本質を追求することにも繋がります。
 エリア活動は、組織運営に裁量と予算を持ったエリア議長体制により、地域ニーズに合わせた計画立案から実行まで各エリアの決議をもって推進していきます。またエリア副議長を中心に、各エリア内にエリアを細分化したブロックを設置し、より身近なコミュニケーションを通じてエリア・支部活動を推進します。
IY VISION 2025から未来を
創造する2030へ
 イトーヨーカドー労働組合が2020年に掲げた中期VISIONである「IY VISION 2025」は、2025年度が完遂の年であり、「組織力」「機能性」「社会性」「連帯感」の4つの柱を基軸に、私たちの仕事・生活に繋がる活動を推進してきました。しかし、この5年間の内にイトーヨーカ堂や私たちの生活を取り巻く社会環境は想像を大きく超える変化を繰り返してきました。
 今年度は各柱の基本的な考え方を活かしつつ、組合員全員の“参加(SANKA)”をもって中期VISIONの実現に向けて活動を推進していきます。そして時代の変化により見直しをかける内容や継続して議論・研究が必要なVISIONについては、次なる中期VISION「IY VISION 2030」に繋げていきます。

地域活動を通じた組織強化への挑戦

 私たちの仕事で最も重要なことは仲間同士のコミュニケーションです。各事業所で働く組合員にとって身近に感じる活動は、気軽に参加できる支部内や近隣支部同士の対話・交流機会です。地域ニーズに合わせたエリア活動を通じて支部を越えた仲間が結束し、多くの組合員が参加できる強い組織の醸成に挑戦します。  また、階層別で活動に参加できる機会の創出と共に、様々な社会環境変化の中で現場を支えるパートナー組合員の参加・参画、そして仲間の拡大に向けた活動を推進します。また、㈱イトーヨーカ堂と㈱ヨークの企業合併に伴い、労働組合も組織統合に向けて活動を協同し、未来に繋がる強い組織づくりに挑戦します。

組合員の参加を促進する
情報宣伝活動

2024年度にリニューアルしたイトーヨーカドー労働組合のHP「Web! SANKA!」を活用し、組合員が労働組合の活動に関心を高め、支部活動への参加・参画の拡大に繋げていきます。役員マイページの稼働により労働組合のDXを推進し、活動とWeb! SANKA!の連携強化に挑戦します。

労働環境の改善に向けた
労使協議の深化

 会社が大きく変化する時は必ず現場負担が生じ、労働環境に課題が発生します。労働者の視点で働きやすく魅力ある職場にしていく為には、今現場で起きている様々な環境課題・真因を正しく認識し、一人でも多くの仲間と共に会社へ伝えていくことが求められています。働く組合員の声から労使協議会、労使懇談会、安全衛生委員会、就業環境確認会を通じてIY働きがい改革に挑戦します。また、㈱イトーヨーカ堂と㈱ヨークの企業合併による新たな人事処遇制度の策定に向けて現場視点で協議を行い、労働組合としての機能発揮をめざします。

活動参加による
現場力向上・生産性の追求

 私たち一人ひとりの行動が未来のイトーヨーカ堂を創造していきます。組合員にとって会社の「ありたい姿」を支部内で対話する機会を創出し、具体的に行動に移していくことが必要です。労使協働による生産性向上運動への参加拡大を通じて、イトーヨーカ堂への帰属意識の向上、労働意欲の向上に挑戦します。

政治活動への参画と社会的課題解決に向けた挑戦

 私たちの日々の生活に影響を与えている「社会のルール」と「政治」は密接に関係しています。流通産業における課題解決に向けた取り組みや私たちがめざす政策実現に向け、セブン&アイグループ労働組合連合会と連携強化し、上部団体UAゼンセン組織内候補者「田村 まみ」の支援に向けて全支部一丸となり、目標達成に取り組みます。同時に社会的課題である「カスタマーハラスメント」対策に向けて、イトーヨーカ堂で働く組合員をカスタマーハラスメントから守ることを目的に具体的対応策を議論し、労使で課題解決に挑戦します。

豊かな心を育む社会貢献活動の推進

 地域社会で商売し、お客様により良いサービスを提供する私たちの仕事は、組合員一人ひとりが「奉仕の精神」を持ち、お客様の立場に立って行動することが不可欠です。豊かな心を育むことは、奉仕の精神を育て、お客様に対する心構えを備えることに繋がります。イトーヨーカドー労働組合では毎年IVY募金活動を中心に様々なIVY活動に取り組んでいます。支部活動・エリア活動として持続可能な社会貢献活動に挑戦します。

新たな福利厚生サービスに向けた
取り組み

 イトーヨーカドー労働組合結成20周年にサービスを開始した福利厚生サービス「パンプキン」は、多くの組合員の参加により時代の変化に合わせて様々なサービスを提供してきました。これからの環境変化と組合員ニーズに対応した「新たな福利厚生サービス」をセブン&アイグループ労働組合連合会と連携して構築すると共に、2025年度はパンプキンライフサポート倶楽部から新たなサービス開始に向けた準備を行います。

※ライフサポート倶楽部とは、リソルライフサポート株式会社(リソル)が提供する福利厚生サービスであり、会員証・会員番号を利用して様々なサービスを享受することができます。

組合員の活力に繋がる健康増進活動への取り組み

 従業員の健康は生活の質を上げるだけでなく、企業が活力を増して経営の効率を高めていくものであり、会社は企業活動として「セブン&アイ健康宣言NEXT」を策定しています。労働組合として働く環境整備をすると共に、健康保険組合と連携した歩Fes.等の健康増進活動を通じて組合員(従業員)の健康知識や健康意識の向上に挑戦します。