イトーヨーカドー労働組合

参加から始まる組合活動

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ごあいさつ

1970年、イトーヨーカドー労働組合結成

1970年、イトーヨーカドー労働組合結成

イトーヨーカドー労働組合は、1970 年(昭和45年)10 月、約2,200名の組合員で結成されました。オイルショックの後遺症から抜けきれない日本経済にあって、当時のイトーヨーカ堂は大きく成長できる潜在能力を持ち、そこで働く人たちは多くの夢を抱いている企業でした。しかし、労働環境は整備されているとは言えず、「会社がもっと良くなれば、自分達の生活も豊かになる」という思いのもと、「働くみんなが経営に対しても意見を言っていかなければならない。それが企業のあるべき姿である」と考え、労働組合結成に至ったのです。


多様化する組合員のニーズに対応

多様化するニーズに、しなやかに対応

労働条件の維持・向上は、労働組合が第一に目指すところであり、イトーヨーカドー堂の処遇は、組合員の声をベースとした活動の積み重ねや労使交渉(協議)によって向上してきました。その一方で、時代の変化とともに、組合員からは「余暇を楽しみたい、家族との時間を大切にしたい」など、生活全般における向上を求める声が高まってきました。こうした背景をもとに1990年(平成2年)、福利厚生サービスの一環としてパンプキン事業がスタートしました。多様化するニーズの先を読み、時代とともに変化する組合員の価値観や暮らしに対応していくことは、労働組合の大切な使命の一つとなっています。


働きがいある環境づくりに向けて

働きがいある環境づくりに向けて

今、私たちを取り巻く環境は、急激なスピードで変化しています。あらゆる情報が飛び交うなか、労働組合として物事の本質を組合員に正しく理解してもらい、冷静な判断をしていくためには、多くの意見を聞く場をつくること。そして議論を重ね、あらゆる角度から物事を検討し、全員が当事者意識を持って考えていくことが必要です。労働条件などの諸問題や課題の改善に向け、一人ひとりの声を大切にし、働きがいとやりがいに満ちた環境づくりを行っていくために。私たちは、今も、そしてこれからも、一致団結して一つひとつの活動に全力を尽くしていきます。


活動の原動力 —— 3つの基本的な考え方

イトーヨーカドー労働組合三つの基本的考え方

活動の原動力——3つの基本的な考え方

「組合員による組合員のための組合活動」、「皆は一人のために一人は皆のために」、「涸れた井戸から水は汲めない」イトーヨーカドー労働組合には、組合結成時から変わらない3つの基本的な考え方があります。活動の原点は支部(店)であり、そこでは支部役員が中心となって創意工夫した様々なコミュニケーション活動(支部座談会やイベントなど)が行なわれています。このような場に一人でも多くの組合員が参加 し、意見を出し合い、お互いを知ろうとすれば、限りない「マンパワー」が発揮され、強いチームワークが生まれることになります。つまり、このパワーこそが活動の原動力であり、一つひとつの支部を強くすることで「一支部一組合を確立」させることが、イトーヨーカドー労働組合全体をより強い組織へと導いていくものだと考えています。

1)「組合員による組合員のための組合活動」
職場で発生する様々な問題は、地域、仕事内容など自分が置かれている環境によって異なります。そのため、問題解決にあたっては、職場の人たち全員で話し合うこと。誰かにしてもらうのではなく、自らで考え自らの手で解決していくことが一番の活動だと考えています。

2)「涸れた井戸から水は汲めない」
労働組合として一番大切に考えなくてはならないことは、「雇用を守る」こと。すなわち、企業の存続が大前提になります。そのため、業績向上に向けた取り組みを一人ひとりがより真剣に進めていくことが、労働条件の維持向上につながると考えています。

3)「皆は一人のために一人は皆のために」
より多くの仲間に組合活動を拡げていくことで、互いに助け合う思いが高まり、その思いが大きなパワーにつながります。そしてできる限り、このパワーを広く地域・国へと拡大していくことが必要だと考えています。